なぜLeica DISTO™?

1. レーザー距離計Leica DISTO™とは?

測定ボタンを押すだけで、レーザーを照射した地点までの距離、傾斜角、高さ(距離と傾斜角から算出)を測定するツールです。弊社が1993年に世界で初めて「レーザー距離計」を開発/発売して以来、20年以上に渡り業界を牽引し続けています。今では建築・土木業界をはじめ、製造業、設備管理業、鉄道業、運輸業、不動産業、大学、研究機関などで広く使用されています。
Leica DISTO™ S910は、3次元座標情報を使って、横幅をはじめとした2点間距離測定や簡単なDXFデータの取得ができます。また、モーター付きの Leica 3D Distoは、広範囲の3次元測定に加え、2次元データを機器にインポートして位置だしすることが可能です。

2. どのLeica DISTO™ が最適?

適切な機種は、測定場所、測定対象、取得したい情報などにより変わります。用途に応じて最適なモデルをお選びください。

用途 適切な機種
屋外で測定 ファインダー搭載モデル (詳細は、2.屋外での測定パフォーマンス参照)
室内で測定 全機種
アプリの使用 Bluetooth 搭載モデル
座標・DXFデータ取得 Leica DISTO™ S910 / Leica 3D Disto

以降の情報は、Leica 3D Distoを除くLeica DISTO™シリーズに関する情報です。Leica 3D Distoについては、こちらをご覧ください。

3. 屋外での測定パフォーマンス

屋外での測定は、2つのことを考慮する必要があります。
1つ目は、屋外では晴れた日、レーザードットの視認ができません。弊社では、カラーファインダー搭載モデルの使用をお奨めしています。対象物を画像で捉えるため、レーザードットが見えなくても、カラーファインダーに写った画像を見ながら対象物に狙いを定めることができます。
2つ目は、測定エラーの防止です。屋外では、太陽光や測定対象などの影響を受け、測定範囲が短くなります。屋外でも、高精度の長距離測定を可能にするために、Leica DISTO™ は常に進化し続けています。

X-Range Power Technology Leica DISTO™ S910の測定範囲を300mに延長した技術。遠距離の測定だけでなく、近距離での周囲が明るい環境や反射の悪い面の測定時でも、高い測定能力を実感できます。
Power Range Technology™ ターゲットプレートなしでも長距離測定を可能にした技術。特殊な電子部品を改良し、モジュールレーザーを開発しました。
ロングレンジモード このモードに切り替えることにより、ターゲットプレートなしで、より長い距離を測定することができます。
国際規格ISO 16331-1 外では主に、太陽光の明るさにより測定エラーが出ます。屋外での使用を想定した厳しい基準を満たした製品です。
専用ターゲットプレート 上記の技術でも測定できない長距離測定の場合に使用。特殊な加工を施したA4サイズのターゲットプレート。が茶色とグレーの両面仕様で、長距離測定には茶色面を使用します。

4. 国際規格 ISO 16331-1

国際規格ISO 16331-1は、レーザー距離計の精度に関するテスト要件を定めた国際規格です。 レーザー距離計の測距と範囲を規定した唯一の規格です。

レーザー距離計にはこれまで、日本工業規格(JIS)のような規格は存在せず、守るべき基準はありませんでした。そのため、各メーカーが「自己基準」で生産され、精度基準が異なる製品が市場に出回ってしまっています。レーザー距離計の測距精度と範囲を見極めることができる規定は、ISO規格 16331-1 のみです。
レーザー距離計の精度と測定範囲は、周囲の明るさ状況、温度、測定対象に影響されます。ライカ ジオシステムズは、測定条件が整った研究室の中だけでなく、日常業務でお使いのあらゆる現場で機能する製品を販売することが重要と考え、製品開発を進めてきました。
この規格がレーザー距離計のスタンダードとなることにより、同一基準のもとで製品比較が可能になります。ISO規格に基づくレーザー距離計をご購入のお客様は、規定された測定環境下において、仕様通りの最大測定範囲の測定と精度が保証されます。これは、日々お使いいただく製品の品質を評価する上でとても重要な基準です。
新規格ISO 16331-1には、下記すべての条件についての、精度試験を実施するよう規定されています。

好条件主に家内での測定を想定
  • 周囲の明るさ (3,000ルクス)
  • 測定対象は白い壁
  • 室内温度
あまり好ましくない条件主に屋外での測定を想定
  • 太陽光の明るさ (30,000ルクス)
  • 測定対象は白い壁
  • 周囲の温度範囲
その他
  • 指定のターゲットプレート使用時
  • 強い反射、または、弱い反射の測定に向かない対象物の測定(金属表面、水分を含んだコンクリート)

5. クリアなディスプレイ

巻尺、コンベックス等を使用時に、目盛りを読み間違えてしまうと、重大なミスにつながります。また、2010年4月に約100名を対象に実施したアンケート調査では、「生活をするなかで、身体で気になるところは?」という質問に対し、60%以上の方が「視力の低下」を挙げています。
レーザー距離計 Leica DISTO™ なら、クリアなディスプレイ表示と大きな文字で、測定値を読み取ることができます。上下左右、どの方向から見ても、数字が見えるよう設計されています。

6. スマートフォンアプリ

Bluetooth®を搭載したレーザー距離計は、スマートフォンのアプリに測定データを転送することができます。測定結果をスケッチ描画や写真へ、あるいは、表計算ファイルへBluetooth® 転送することが可能です。これらのデータは、オフィスへメール送信することができます。ワークフローがシンプルになり、測定時間を短縮することができます。
弊社ではiOSおよびAndroid版のスマートフォン無償アプリをご用意しています。アプリの詳細および、データ転送可能なスマートフォンは、こちらをご覧ください。

無償アプリ
1.Leica DISTO™ sketch
アプリ上にフリーハンドで図を描き、線上に測定データを転送できます。撮影した写真の上に線を描き、その上にデータ転送することも可能。測定メモがスマートフォンアプリ上で完成します。結果は画像としてメール送信可能。

2.Leica DISTO™ transfer
測定結果を表計算ファイルへ転送できます。ファイルは保存し、メール送信可能。

7. 専用アクセサリー

レーザー距離計Leica DISTO™ は、専用に設計されたアクセサリーを豊富に用意しています。
業務内容に合わせて正しく選択することで、生産性向上につながります。

< アクセサリーの例 >

三脚 安定性に加え、耐久性に優れた三脚です。1/4 インチ ネジ。
詳細はこちら
アダプター 三脚に取り付けて使います。Leica DISTO™ をしっかり固定し、測定基準を一定にすることで、より精度の高い測定が可能になります。
詳細はこちら
ターゲットプレート レーザー距離計での高精度の測距には、測距対象面の反射が重要です。ライカ ジオシステムズでは、長距離用や、コーナー、フロア等に貼付可能なターゲットプレートを用意しています。
詳細はこちら

8. レーザー距離計Leica DISTO™ の精度の考え方

測定精度は、国際標準化機構の推奨項目ISO/R 1938-1971に対応しております。
(i.e. 標準偏差の±2倍の精度、下図を参照してください。)

標準偏差,標準偏差(S)の公式イメージ

*Leica DISTO™の関数機能には有効ではなく、トラッキングモード(連続測定)では、無効です。
**最大の測定エラーは、以下のような好ましくない状況に関連しています。
    ・ターゲットが強く反射する表面(反射テープなど)。
    ・許容温度範囲の限度に近い状況、周囲温度への順応が妨げられる状況。
    ・非常に明るい周囲状況、強い熱を持つ光がある状況。

Leica DISTO™の測定精度は、標準偏差の2倍ですので、平均値とは異なります。標準偏差と平均値の考え方の違いは、
下記をご参照ください。

1) Leica DISTO™(精度:標準偏差)と製品X(精度:平均値)で、3.000mの長さ(基準値)を10回測距します。
2) 平均値、標準偏差を計算します。

※ 平均値は3.000mと3.001mで、1mmの違いですが、製品Xの測距結果 (測定1から10) は「大きなぶれ」が見られます。
その結果は、標準偏差に表れ、測定精度として、Leica DISTO™は±0.7mmの測距精度ですが、
製品Xは±5.3mmの測距精度となっています。

  Leica DISTO™ 製品X
測定1 3.000 3.004
測定2 3.000 3.001
測定3 3.000 3.001
測定4 3.001 3.002
測定5 3.000 3.002
測定6 3.000 2.999
測定7 3.000 2.999
測定8 3.000 3.000
測定9 3.000 3.001
測定10 3.000 3.005
 
平均値 [m] 3.000 3.001
標準偏差 [m] 0.0003 0.0020
基準値 [m] 3.000 3.000
標準偏差の2倍 [m] 0.0007(±0.7mm) 0.0053(±5.3mm)

9. Leica DISTO™の環境への取り組み

パッケージ
製品の軽量化だけでなく、パッケージのサイズ、強度を最適化することで、資源の無駄づかいや、国内外の輸送時に発生する温室効果ガスの削減に役立ちます。パッケージの重量やサイズを小さくするために、マニュアルのCD-ROM化を進めています。また、リサイクルしやすいプラスチックを使用しない紙製のパッケージを採用しています。
バッテリー(乾電池)
レーザー距離計 Leica DISTO™ は、バッテリー消費に関しても、最適化された製品です。アルカリ乾電池で、多くの回数の測定が可能ですが、電池の廃棄を減らすために、充電式電池も使用可能です。専用充電式乾電池のLeica UC20 Charger (単4形) は、D2、DXT、D3a、D3a BTで使用可能です。Leica DISTO™ 全ての製品は、アルカリ乾電池2本 (D5 / D8は、単3形) で使用できます。
リサイクリング・パスポート
ライカ ジオシステムズのレーザー距離計は、ヨーロッパの環境指令 (WEEE / RoHS)を満たした製品で、 リサイクル過程が記載されたリサイクリング・パスポートを、全製品に対し発行しています。この文書は、インターネットで入手できます。各文書は製品発売時に発行されたものですが、製品仕様に大きな変更があった場合は、随時、更新されます。*リサイクリング・パスポートのダウンロードには、ユーザー登録が必要です。(英文のみ)

WEEE指令: EU各国で、全ての電気・電子機器を対象にした再生、再使用、リサイクル達成目標の義務付け。

RoHS: EU各国で、電気・電子機器に含まれる特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール/PBB、ポリ臭化ジフェニルエーテル/PBDEの6種)の使用を禁止。
REACH規制
ヨーロッパにおけるREACH(化学物質登録評価許可規則)を遵守しています。REACH規制によると、Leica Geosystemsは化学物質の川下ユーザーに該当します。Leica Geosystemsは、化学物質に関する製造、もしくは輸入は行っておらず、また、化学物質の事前登録を行う義務はございません。Leica Geosystemsの製品を通常の条件下で使用する場合も、化学物質が発生することはありません。詳細は、こちらを参照ください。(英文のみ)
ISO14001
ライカ ジオシステムズは、環境マネジメントシステム ISO14001の認証を受けています。

10. アンケート「レーザー距離計ってどう選ぶ?」

Q1. レーザー距離計を知っている、または見たことがある?
Q1.アンケート結果グラフ
  • 知らない (13.8%)
  • 見たことがある (37.9%)
  • どのようなものか知っている (48.3%)
Q2. レーザー距離計の精度や品質はどのメーカーでも同じ?
Q2.アンケート結果グラフ
  • そう思う(2.2%)
  • ややそう思う (19.6%)
  • どちらとも言えない (30.4%)
  • そう思わない (23.9%)
  • あまりそう思わない (15.2%)
  • 判断できない (8.7%)

Q3. 業務用品(作業工具)を購入する際、どのように考えますか?

品質
アンケート結果グラフ
  • そう思う(34.6%)
  • ややそう思う (50%)
  • どちらとも言えない (11.5%)
  • そう思わない (1.9%)
  • あまりそう思わない (1%)
  • 判断できない (1%)
低価格
アンケート結果グラフ
  • そう思う(16.3%)
  • ややそう思う (39.4%)
  • どちらとも言えない (26.9%)
  • そう思わない (11.5%)
  • あまりそう思わない (3.8%)
  • 判断できない (1.9%)
予算内で品質の良いもの
アンケート結果グラフ
  • そう思う(51.9%)
  • ややそう思う (37.5%)
  • どちらとも言えない (7.7%)
  • そう思わない (1%)
  • あまりそう思わない (0%)
  • 判断できない (1.9%)
ブランドイメージ
アンケート結果グラフ
  • そう思う(4.8%)
  • ややそう思う (40.4%)
  • どちらとも言えない (32.7%)
  • そう思わない (11.5%)
  • あまりそう思わない (8.7%)
  • 判断できない (1.9%)

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